ベルセルク 漫画 おすすめ

20年以上の時間をかけて連載されている、ダークファンタジー漫画が「ベルセルク」です。

とにかく緻密で絵画のような美しい絵柄と、心を打つような台詞、ドラマチックな展開に毎回ひかれています。

名シーンは数あれど、主人公ガッツの生きる力に感動します。「祈るな！祈れば手が塞がる！お前の手は何のためにあるんだ」という言葉には、はっとさせられました。


加えて、親友グリフィスとの別れの際に、「どうして、大切なものはなくしてから気づくんだろう」「もう俺は、なくさない」という友情や愛情の心強い台詞を読む事が出来るのも「ベルセルク」ならではです。

死者の烙印という、その身体も心も悪魔の餌食となる呪いにかかりながらも、恋人を守り裏切った親友を倒すための旅に出る主人公の姿は、かっこいいとしか言いようがありません。


敵は神に限りなく近い存在で、立ち向かう事すら不可能とされているような強敵ですが、自ら多くの魔物を切り刻む事で、この世のものではない生き物も斬る事が出来る「ドラゴンころし」という大剣を育てあげました。

コマのひとつひとつに重みを感じる、壮大な復讐劇でありファンタジーです。これからはいよいよ敵との直接対決の章になりそうなので、期待しています。


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月刊雑誌ハルタで連載中の作品です。その名のとおりダンジョンの中でモンスターを食べながら攻略していくことをテーマとした作品です。

モンスターの特性やそれに合った料理法などとてもよく考えられていておもしろいです。また登場するキャラクターもそれぞれ違った魅力があって好感が持てます。


主人公なのにあまり目立っていなかったパーティーのリーダーが、実は一番頭がおかしいと序盤以降でだんだんわかってくるのも引き込まれます。なんと言っても魔物を食べようと提案した本人ですからね。


モンスターが好きすぎて食べちゃうなんてある意味異常です。月刊誌なのであまり単行本の数は出ていませんが何度も読み返したくなるような構成です。少しずつパーティーメンバーの過去もわかってきてますます好きになっていきます。


最新刊ではまた違ったタイプの仲間が増えますよ。一番印象に残っているシーンはモンスターに変わってしまった妹を見た主人公の一言でしょうか。なんということだ…すごく、かっこいいじゃないか。

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漫画「アオアシ」感想

サッカー漫画といえば多くの人がキャプテン翼を思い浮かべるだろう。

しかし、ジャイアント・キリングやフットボールネーションなどの作品のように、スポーツ漫画とりわけサッカー漫画はリアルで専門的なものが好まれるようになってきた。

アオアシもこの流れに沿った作品であると言えるだろう。


主人公の青井葦人がJユースの福田監督にセレクションに誘われるところから物語は始まる。

Jユースや高校サッカーの仕組みや、選手にかかる育成費、サッカーの専門用語、トレーニングのメニューなど深い知識までわかる。

それに加えて、サッカーノートの中身を漫画内に大きく載せたり、1ヶ月の献立内容を細かく描いていたりと、随所に作者のサッカー感や、知識こだわりがうかがい知れる。


また、主人公のポジションがSBである事が実に玄人好みである。

FW登録だった主人公が6巻でDFにポジション転向を告げられるシーンはネットでも反響が大きかった。

その後、努力の甲斐あってDFとしてAチームに合流した葦人。

その葦人に対して、トップチームや日本代表でも活躍している栗林先輩に「世界最高の選手って誰だ、青井？俺はそれが俺でありたい。」と言った場面！これが一番印象に残っている。


エゴイストで堂世代の中で誰よりも前を走っているの栗林選手らしい言葉だったと思います。



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はじめの一歩 漫画感想

120巻以上続いている超長期連載ボクシング漫画ですが、まだまだ終わる気配はないですね。

主人公の一歩が連続KO負けするという展開は全くの想定外で、それを読んだ瞬間は本当のボクシングで応援していた選手のKO負けを見たときのような衝撃でした。


例でいえば長谷川穂積Vsモンティエル、山中慎介Vsルイス・ネリのような「もう終わりだ感」が凄かったです。

ただ、この漫画は魅力的な選手が数多く、例え主人公が選手としてフェードアウトしても話を盛り上げられるという強みがあると思います。


ジムの先輩の鷹村、永遠のライバルの宮田が今後どうなるのかという興味はずっと続いたままです。

個人的には木村Vs間柴のような試合をもう一度見たいです。


十何年も前に描かれた試合ですが、今でもベストバウト投票で上位に来る名勝負です。

その後の木村がパッとしないのが何とも不思議ですが、一歩の試合がなくなった今こそあの試合のような感動を再び期待したいです。


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漫画「暁のヨナ」を読んだ感想

王である父を想いを寄せていた従兄弟のスウォンに殺されてしまう王女ヨナ。

慣れ親しんだ宮殿からなんとか逃げ出し、幼馴染のハクと共に旅をしながら伝説の四龍を探し都を奪還する為に主人公のヨナが奮闘する物語です。

旅を通して仲間と出会い、強くたくましく成長するヨナの姿がとても細かく表現されていて、自分の子供の成長を見守る様な気持ちで読んでいます。


また、仲間になっていく四龍の様々なキャラクターも物語を面白くしている要素の一つだと思います。

個人的には2人目の龍、青龍との出会いのシーンがとても印象的です。

龍と蔑まれ、山奥の洞穴に隔離され、村人誰とも話す事が許されなかった一人ぼっちの青龍（友達はリス）の凍りついた心を、ヨナが真摯に向き合い、諦めずに何度も説得し続ける事で、少しずつ青龍がヨナに心を開いていきます。


最後には青龍が友達ができる嬉しさから、泣きながら仲間になります。

このシーンは読んでいる私も涙をこらえる事ができませんでした。



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